人工産卵河川のメンテナンス
北杜市小武川にある人工産卵河川のメンテナンスに行ってきました。
これは「甲斐駒清流懇話会」(北原兵庫会長)が中心となり、平成19年に関係者の協同により整備されたものです。
その後水産技術センターにより産卵場の効果が確認されると共に、毎年秋の産卵期前にメンテナンスを行ってきました。
平成元年の台風19号により流路が破損してしまったのですが、昨年関係者の努力により復旧し、今年は4年ぶりのメンテナンスになりました。
関係者の紹介と挨拶の後、早速作業開始です。
周辺の草刈りもありますが、一番大事な作業は、川底の状態をイワナやヤマメが産卵しやすいよう、礫の間から水が湧き上がってくるように整備します。
そのためには、堅く締まった川底の砂や泥を流し出すのですが、活躍するのがエンジンポンプ(高原川漁協の徳田さんに教わりました)。
N籐さんが頑張って放水すると、川の水はまっ茶色。あっという間に泥が流れていきます。
しかし、台風による砂の流入と長期間メンテナンスを行っていなかったことも有り、淵には大量の砂が堆積していました。
検討の結果、原始的ではありますが、一番確実な人力で砂を掻き出し、その後に砂利をまいて完成です。
写真は撮れなかったのですが、作業の中休みのときには早速20cmぐらいのイワナが上ってきました。
良い感じに仕上がりましたが、砂上げで体力を消耗し、全部の淵はでききれず、半分は来年用に取っておくと言うことで・・・一応の完成です。
甲斐駒清流懇話会(特に安全部会の皆様)、峡北漁協、富士川砂防事務所白州出張所、水産技術センターの皆様、大変ご苦労様でした。来年は一般の方も参加できるように態勢を整え、下流側の半分をしっかり仕上げたいと思います。
追伸:翌日、砂上げで腰が痛くなってしまいました。気が若いだけで身体の老化は進んでいるようです。
山梨県の釣り情報|山梨県漁業協同組合連合会
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