記事詳細

「本栖湖のヒメマス釣りを後世に」クラウドファンディング実施中

   

 

 2022年、本栖湖で生息が確認された「レイクトラウト」は繁殖力や魚食性が高く、山梨県水産技術センターの調査でヒメマスやニジマスを食べていることが確認されています。

 

(山梨県水産技術センター報告書から転載)

 

 この秋本栖湖では、試し釣りで釣果がなかったことから、ヒメマス釣りの解禁が見送られましたが、これはレイクトラウトによるヒメマス食害の影響が大きいと推定されています。

 

 本栖湖漁協は、レイクトラウトの駆除を推進するため、漁協に持ち込んだ人に1匹1000円を支給してきましたが、ヒメマスの遊漁料収入が今期ゼロとなり、財政状況急速に悪化しつつあります。

 

 そこで、地元富士河口湖町が、この協力金の財源を確保するため、ふるさと納税のプロジェクトとしてクラウドファンディングを開始しました。

 

 

 

 ヒメマスとレイクトラウトの両種は、国内、国外の違いはあれど移入種であることに変わりはありません。ただし、ヒメマスが社会的合意を経て放流されているのに対し、レイクトラウトは個人的な思惑から密かに放流されたであろうという大きな違いがあります。

 

 増えたのだから利用しようという現状追認の考え方は、この密放流を助長することになるのではないでしょうか?

 

 完全駆除が困難だとしても、従来のようにヒメマス釣りができるレベルまでレイクトラウトの資源を減らし、低密度管理をすることを先ずは目指すべきだと我々は考えています。

 

 皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 

 本栖湖のヒメマス激減 外来種レイクトラウト【グッド!モーニング】

 

2024年12月11日(水)

山梨県の釣り情報|山梨県漁業協同組合連合会

〒400-0121 山梨県甲斐市牛句518-1
TEL:055-277-7393   FAX:055-277-9922

PAGE TOP ▲