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増殖技術講習会が実施されました

 7月12日の県漁連は大忙しでした。午前中に令和4年度の中間監査、その後に第3回理事会。午後は各組合から推薦のあった方の巡回指導員委嘱式です。

 

 巡回指導員は漁場の適切な利用を図るため、全組合から合計50名に委嘱を行います。関係者を含めると例年70名近くになるのですが、今回はコロナ下であるため人数を半分以下に絞っての開催です。体温計測、マスクの着用、手の消毒、換気もしっかりしました。

 

 県漁連にこれだけの関係者が集まる機会は殆どないことから、例年県水産技術センター主催で増殖技術講習会が開催されています。

 今回は「放流だけに頼らない漁場管理」と題し、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所 環境応用部門 沿岸生態システム部 内水面グループ 日光庁舎 の 主任研究員 宮本幸太さん

にご講演いただきました。

 

 

 講演は、分かりやすく思わず頷いてしまう内容、長くてくどい所属の名前とは全く異なり、聞いていて楽しい内容でした。

 渓流魚の持続的利用を図るためには放流だけでなく、漁場管理が重要なことが良く分かりました。これまでそうではないかと思っていた禁漁区の効果が、水研と水試の調査による科学的データに基づき明らかにされています。詳細な内容は、当日配布された天然・野生の渓流魚を増やす漁場管理 に出ていますので、ご覧下さい。

 さて、この結果を生かすも、腐らすのも漁協がどう活用するかにかかっています。漁協内での検討を是非してみて下さい。水産技術センターでも、県漁連でもいつでもお伺いしたいと思います。

 なお、これ以外のマニュアルも水産庁のHPからダウンロードできるのでご活用ください。

 宮本先生、どうも有り難うございました。

 

2022年7月24日(日)

山梨県の釣り情報|山梨県漁業協同組合連合会

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