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アユ漁業対策会議

県主催のアユ漁業対策会議が11月25日に、県漁連の水産会館で 開催されました。

この会議は、アユ漁業に関する取組等について、県、漁協、県漁連で協議し、アユ漁業の振興を図ることを目的として、年2回開催されています。

 

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昨年は、天候不順による影響で、遊漁者数が低迷する漁協が多かったのですが、コロナ禍の中でも比較的良好な成績を収めた漁協からの報告もありました。

近年アユ遊漁者数は減少傾向が続いています。遊漁者の老齢化とそれに伴う遊漁者数の減少も大きな影響を与えていると思われますが、影響が小さい又は遊漁者数が増加している漁協もあります。

そこで、県漁連として次の4点を要望しました。

 カワウ対策については、漁協が行う追い払い、駆除に対する県の助成の拡充、及び県水産技術センターによる繁殖抑制の技術指導の継続。

 外来魚については、琴川ダムにおけるコクチバス駆除への助成、及び県水産技術センターによる駆除の技術的指導の継続。

 冷水病については、冷水病そして不漁への有効な対策を図るための調査について、来年度に向け県庁と水技セ、当方による再検討の実施。

 河川環境の悪化については、外来のミズワタクチビルケイソウの定着水域拡大も気になりますが、濁りにより富士川水系のアユは大きな影響を受けていることを認識して、県漁連が要請した「富士川水系の濁りの改善について」積極的に対応を図り、問題の解決に努めていただきたいことなどを、要望させていただきました。

 

会議終了後、県水産技術センターの主催で、国立研究開発法人 水産技術研究所の坪井主任研究員により「赤字にならないアユ種苗放流」と題し、増殖技術講習会が行われました。

現場に即した、非常に示唆に富む内容で、会議終了後も多くの質問が出ていました。

 これらの会議や講習会を通じ、アユ漁業の再興に努めて行きたいと思います。

 

2021年11月29日(月)

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