山梨県では、河川工事等を担当する国及び県と、河川で増殖・放流事業を行う漁業協同組合が、事業の情報と意見を交換し、相互の理解を深めるための「漁業・公共事業連絡会議」が毎年この時期に開催されます。今年はコロナ禍での中止を挟み対面では3年ぶりの開催になりました。

　会議では河川工事の予定と増殖事業の計画が報告された後、情報・意見の交換が行われます。今回は、近年河川を平坦化、直線化させてしまう伐木・浚渫工事が多いことから、事務局に相談して時間をいただき、県漁連として「魚にやさしい川づくり」について話をさせていただきました。

　説明資料

　スライド

　問題のある事例と共に、環境に配慮し何度も打ち合わせを行った荒川での優良な事業を紹介して、今後の改善をお願いしたところです。

　災害を防止するために治水を優先するのは、至極当然ではありますが、河川法の目的になっている河川環境の保全についても置き去りになることなく、河川工事をお願いしたところです。

　伐木・浚渫事業が県内で延べ70カ所以上行われる予定となっていました。今回の説明を受け、全てが優良な事例となることを期待したいと思います。